2026.07.27
Claude Code導入の手順——中小企業が90日で「最初の1業務」を自動化するまで
Claude Codeの導入は「契約→全社展開」ではなく「測る→絞る→試す→定着」の順番で進めます。創業30年の自社(社員10名)で実際に回した90日の手順を、つまずきポイントと合わせて公開します。
Claude Codeの導入で一番多い失敗は、契約してから使い道を探すことです。当社(創業30年・教育関連受託・社員10名規模)が自社導入で回した手順を、そのまま公開します。かかる期間は約90日、最初の30日はツールに一切触りません。
最初の30日——測って、1つに絞る
やることは2つだけです。
- 1週間の業務を書き出し、「毎回やるか」×「利益を生むか」で仕分ける
- 「毎回やるが利益を生まない」作業に、1回あたりの時間×月の回数を書き添える
当社はこの計測で、議事録・帳票の切り貼り・電話メモの回覧など年72万円ぶんの「作業」を特定しました。ここで欲張らず、頻度×時間が最大の1つ(当社は議事録)だけに絞ります。3つ同時に始めると、たいてい全部が中途半端に終わります。
31〜60日——安全設定をして、毎日試す
ツールに触るのはここからです。順番を守ってください。
- 安全設定が先:「学習に使わせない」設定の確認と、入れてよい情報の3分類ルール(詳しくはこちら)
- 選んだ1業務でClaude Codeを毎日使う。うまくいかなければ頼み方(指示文)を直す
- 毎回の所要時間をメモする。当社の議事録は初週から50分→15分、指示文を整えて5分まで縮みました
つまずきポイントを一つ。最初の指示文は必ず「下手」です。それはあなたのせいではなく、業務の暗黙知が言語化されていないだけです。2〜3週間の試行錯誤は織り込んでください。
61〜90日——属人化させず、次の1つへ
1業務が安定したら、定着の仕込みをします。
- うまくいった指示文を社内の共有場所に保存する(担当者の秘伝のタレにしない)
- 2人目の利用者に同じ業務で使ってもらう。AIの定着は「2人目」から始まります
- 削減時間を金額に換算して記録する。次の投資判断と、補助金申請の根拠になります(補助金の使い方)
ここまで来たら、次に消す作業を1つ選んで同じサイクルを回します。90日で1業務。遅く見えますが、1年で4業務が確実に変わる方が、初月に5ツール契約して全部塩漬けになるより速いです。
自社だけで回せるか不安な場合
この手順は、社内に詳しい人がいなくても回せるように設計しています。それでも「最初の1業務の選定」と「指示文の壁」で止まる会社は多く、当社の導入研修・伴走支援はまさにそこを支援するものです。まずは1分無料AI診断で、自社がどの段階にいるかを確かめてください。
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